二日目宿にて!

黒川研の最新情報23


黒川研・合宿('00)      '00/9/1〜3

 黒川研・合宿 in 赤城・奥只見。今年もイベント盛りだくさんでした。
今回の旅の目的としては「電力中央研究所赤城試験センター見学」
&「奥只見ダム見学」
 でした。ミレニアム合宿として充実したものになり、
みなさんの思い出の一つとなったと思います。以下、簡単にご紹介します。
 なお詳しい見学概要レポートは「必見、赤城試験センターの全貌」「黒い要塞、奥只見ダムの全様」 になっております。ぜひ、ご覧下さい。

ミレニアム黒川研合宿日程
1.初日:試験センターまでの道のり
2.試験センターでの見学
3.一泊目の宿
4.二日目:一路,奥只見ダムへ
5.ダム見学終了。一路宿へ。
6.三日目:バンジージャンプ


一日目の巻
〜赤城試験センターまでの道のり〜
  昨年同様、大所帯となった黒川研では今年も車での旅となりました。 人数は全部で20人。レンタカーを借り、車4台で9時に出発しました。朝の通勤ラッシュを避けるために 去年と同じような抜け道を通り、関越を目指しました。途中で先生の自宅前を通り過ぎ、「おー」という 歓声が上がっていましたが、レガシーには無線がなくレガシー乗員は全く気づかずに普通に通り過ぎました。

 そのうち無事に所沢ICに着き関越自動車道に乗りましたが、突然レガシーが暴走を始めました。かなりの速度で右から左に 次々と車を追い越し、水を得た魚のようにスイスイ走りましたが、どうもよく聞いてみると、運転手がト○レに行きたい らしく、車だん吉なみの勢いで飛ばしていました。その後、高坂PAで休憩を取り一気に高崎まで行きました。

 赤城試験センターでの見学は1時からだったので、その前にお昼をとろうと途中でソバ屋へ入りました。 さすがに20人全員は一緒に席に着けないので三つに分かれました。しかし先生のいないグループは自腹か合宿費 から出るのか検討がつかず無難に田舎ソバを注文しました。ソバ自体はおいしく満足しましたが少し物足りま せんでした。一方、先生グループはほぼ全員が天ソバ大盛りを注文しており、O,Y,M,Oなどは少し不満気 でした。
〜赤城試験センターにて〜 
    試験センターに着くと、(財)電力中央研究所(以下、電中研)のみなさんに出迎えて頂きました。早速、電中研 についての概説や、試験内容、成果、今後の方針などを聴講しました。その後バスに乗り見学を開始しました。 まず最初に100万ボルト送電試験設備へ向かいました。ここでは、100万ボルト送電を実現するための対策として研究されている、コロナ放電発生音対策や 強風による送電線からの発生音対策などの説明を受けました。例えば、電線のスパイラル部分の形状を工夫することに より、風とコロナ放電の発生音を同時に抑制することが可能であり、実際に簡単な試験棒で実験することができました。音は確かに小さくなりました。 また、時間があれば鉄塔に登れるということでしたが、今回は3:30までの見学ということで見送りました。 その後、100万ボルト送電設備を後にし、一旦電中研敷地内を出、超電導試験設備、酸性ガス・雨曝露試験設備へ向かいました。 周知の通り、超電導線は電気抵抗がほぼゼロになるという利点を活かした電線で普通の銅線に比べ、約2500倍の電流を流すことが可能です。 酸性ガス・雨曝露試験設備(左上写真)は外から見た程度でしたが、ここでは酸性ガスの植物への影響を試験しているとのことでした。

 続いて、リチウム電池試験設備を見学しました。ここではより低コストで高性能なリチウム電池の研究をしていました。 その後魚工場、野菜工場へ向かいました。野菜工場では土を使わず、天候に左右されない1年を通して栽培できる「電中研式野菜工場」の開発をしていました。 サラダ菜、レタス、ほうれん草などが栽培可能でキャベツは栽培不可能とのことでした。魚工場の方では、ヒラメの養殖をしていました。海水をろ過、浄化して臨海部や内陸部でも養殖可能な 「電中研式魚工場」を開発していました。

 最後に太陽光発電試験設備を見学しました。
 まず、模擬電源インバータを用いた太陽光発電システムの研究を見せて頂き ました。ここでは配電線負荷も模擬し、実際のシステム同様の試験が可能であり、負荷急変などの試験をすることができます。模擬電源は思ったよりも大きく、負荷もそれ相応の物が置いてありました。 また隣接した建物には実際の系統を模擬した装置が設置してありました。ここでは、分散電源による系統配電線の電圧上昇等の研究をしているとの事でした。シュミレーションではなく実際に個々の家を模擬しているために 信頼性が高まります。 最後に様々な太陽電池を見学しました。ACモジュール、工場屋根への設置、高速道路などの遮音壁駐車場屋根などがありました。 実際にACモジュールを見たのは初めてでした。写真の通り小さく、またインバータインサイドモジュールも検討中とのことで改めて技術の高さを認識することができました。 その他には土手に設置したPVや単結晶、多結晶、アモルファスPVなどがありました。

 こうして試験センターの見学は終了しました。最後に全員で写真を撮り試験センターを後にしました。 あっという間の3時間であり、充実した、とても勉強になった見学でありました。 また20人という大人数にも関わらず熱心に丁寧に説明してくださった試験センターのみなさんにこの場を借りて お礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。おまけです。→僕のせつない夏休み。
なお、これだけでは、全てを説明できないため詳しくはこちら「必見、赤城試験センターの全貌」をご覧下さい。

〜宿にて〜
   4時頃、試験センターを出、一路宿へ向かいました。今日の宿は湯沢温泉郷にある新ゆざわ荘です。レガシーカーでは x兄貴がダウンしたため弟分のOも深い眠りへと落ちました。みんな疲れているようでしたが、およそ1時間30で宿へ 無事到着しました。早速、露天風呂へ入りました。なかなか風情があり、今日の疲れも取れました。湯は少しぬるめ でしたが、最高でした。宴会料理もおいしく満足でした。しかし、その後が大変でした。酒がどんどん進み、お銚子 を50本も頂き、「おいおい、頼みすぎだよ??」と心に秘めつつ結局、すべて飲み干しました。しかし、とても 口当たりのよい日本酒だったために、悪酔いはせず、次の日も二日酔いになっている人は一人もいませんでした。  

 宴会の後、町へ散歩へ行きました。N君はかなり酔っていて、「研究なんかOOOOとか言っていました。」が、その 気持ちは十分にわかりました。その後、射的をしようと店に入ったのですが、店員さんがいなく結局できませんでした。その後、幾人かはラーメンを 食べたそうですが、その他の人はもう眠たく宿へ帰りました。こうして1日目は終わりました。
一泊目の宿はこんな所です。


ニ日目の巻
〜一路,奥只見ダムへ〜
  昨日の宴会の疲れなど全く見せず(?)に,一行は朝9:30に湯沢温泉郷を出発,国道17号線を通り, 北に向かいました。まもなく,シルバーラインに突入。この道路は全長22kmのうち,18kmがトンネルと いう全国的にもまれな自動車専用道路でした。元々,ダム建設資材を搬入するために作られているため, 道幅が狭く,地面もデコボコしており,ドライバーの方々は大変そうでした。 その内のM車で,フロントガラスの外側が曇るというアクシデントがあり,トンネル内でワイパーを 動かす事態となっていました。

シルバーラインを抜けると,まもなく奥只見ダムに到着。 予定よりも大幅に早く着いたため,昼食やアイスクリーム等を 食して小休止。それでも,時間が余ったため急遽,ダム湖の遊覧船に乗ることに決定。ビーサン組は 船着き場で足を滑らせながらも,無事全員乗船。釣り竿を持ち込み 釣りをする人,写真を撮りまくる人,揺れにまかせて 眠る人,遊覧船の楽しみ方は人 それぞれでした。遊覧船で,ダム湖を一回りしても, さらに時間があったので再び昼食タイム。先程,食した人はお休み していました。

〜いざ、ダムの中へ〜 午後2時に,電源開発株式会社の方々がマイクロバスで迎えに到着。マイクロバスに乗り込み, 電力館へ移動。そこで,概要と見学についての諸注意のレクチャーを受けました。そして, 一人一人にヘルメットと安全帯が支給され,中には,長靴を支給された人も。普段着にヘルメットと 安全帯の20人の団体,明らかに異様な集団でした。見学ルートは, 既設の発電設備を見てから,現在,増設中の掘削現場を見ることになっていました。

まず,既設の発電設備内に入るために,ダムの上を歩いて移動。ダムの上にて建設中の 取水口の説明。建設中の 増設取水口や緊急時の放水口を上から覗き見る。 かなり高い。それから,2班に分かれてエレベータに乗り込み,一気に下へ。たどり着いた一行は, 地下通路の薄暗さとヒンヤリした空気に緊張感が高まっていく。 気分はRPGの主人公(?)。さらに,エレベータに乗り込みダムの地下へ移動。そこで, 一行の見た物は・・・。
<以下、「黒い要塞、奥只見ダムの全様」にて紹介>

〜ダム見学終了、宿へ〜 見学予定時間の2時間は、瞬く間に過ぎていった。発電の現場を見て感動したのか、 見学が終わった後もやや興奮気味。奥只見ダムをバックに 集合写真を撮り、二日目の宿に移動。途中、1台だけルートを 外れ、行方不明になるも無事、全車宿に到着。二日目の宿は、大湯温泉。落ちついた雰囲気の宿 (美人女将の出迎え付)でした。 夜は、合宿恒例の大宴会…になるはずが、昨日の飲み疲れからか勢いは抑えめでした。 その中で一人元気な方が、これまた恒例のカラオケで大熱唱。 観客はウェーブの連続でした。宴会終了後も、みな思い思いに最後の夜を 楽しんでいました。中には深夜に及ぶ人も…。
ニ泊目の宿はこんな所です。

三日目の巻
〜バンジージャンプ〜
  今年は例年とはうって変わり、三日目もイベントがありました。猿ヶ京でのバンジーです。 今日は昨日の天気とは異なり晴れました。太陽がまぶしく風は強めでしたが バンジーには持ってこいの天気になりました。 ここ、猿ヶ京は日本1のバンジージャンプ台があるところで風光明媚な景色を眺めながらのバンジーは天にも上る心地がします。 黒川研からは9人がエントリーをし、みな無事に飛ぶことができました。 それではみなさんの勇姿をご覧下さい。  

神風黒川部隊第1号 登守1  登守2
神風黒川部隊第2号 桜井1  桜井2
神風黒川部隊第3号 伊藤1  伊藤2
神風黒川部隊第4号 川口1  川口2
神風黒川部隊第5号 輿石1  輿石2
神風黒川部隊第6号 大関1  大関2
神風黒川部隊第7号 大谷1  大谷2
神風黒川部隊第8号 田村1  田村2
神風黒川部隊第9号 松川1  松川2

という感じです。どうでしょうか。この感動はやはりやった者しかわからないと思います。もし何か機会がありましたら、 ぜひ飛んでみてはいかがでしょうか?体重にもよりますがだいたい8000円前後です。たいしたことないという感想や、 下を見てびびったという感想、良かったよなど種々様々でした。その後昼飯を食べ帰宅の途につきました。 こうして黒川研合宿は無事に終了致しました。なかなか楽しく、そして勉強になった3日間でした。 最後に安全運転を心がけてくれたドライバーの皆様にこの場を借りて感謝いたします。ご苦労様でした。

 幹事のみなさんご苦労様でした。なかなか素晴らしい合宿でした。
 4年生の皆さん、また学会に参加される方々は、それらに向けて頑張れることでしょう。

感想
〜みなさんの感想です。〜
中一LOVEさん。「ビリヤードで山口のあそこに・・・夢の中で登守が親マン振ってた。大谷が釣れた。バンジーの体重計には参った。」

幹事さん。「はい。実物のダムを見ることができてよかったです。初めてだったもので。実物のスケールの大きさには驚きました!!」

名古屋の龍。 「初めての合宿。楽しいことばかりだった。電中研の高電圧送電。ホワイトアウトの奥只見。猿ヶ京、バンジ-。そして、白いブランコ。 そんな中,だった、兄貴は良く寝てた。そう、いつも兄貴は寝てた。あの時もそうだった、兄貴は寝てた。 シルバーラインでも、もちろん兄貴は寝てた。そして、黒ちゃんカーでも、失礼を承知で兄貴は寝てた。兄貴に一生ついて行くよ。」

お酒好き。 「奥只見ダムの中で、轟音をあげながら高速回転している軸を見て、「発電の現場」をほんの少し体験できた気がした。 教科書や授業で習ったことが、どれほど、薄っぺらい知識か思い知った。奥只見ダムの中で、熱心に説明してくれた人達に「自分の仕事に対する誇り」を感じた。 深夜まで、○雀で遊びほうけてまして、周りの皆さんにご迷惑をおかけしました。幹事の皆さん、本当にお疲れ様でした。」

原さん。 「初めてあれだけ大きなダムを見せてもらっただけでなく、ダムの内部また現在増設中のところまで見せてもらったのでとても勉強になった。それと奥只見ダムはこの夏に公開された「ホワイトアウト」の舞台にもなっていて、その本を読んでからこのダムを見たので本の内容とかぶるところがあったので、そういう点でも面白かった。また、夜の○雀ではI氏がK教授の見ている前では弱かったのにK教授がいなくなったとたんに強くなったのが不思議だった。もしかして・・・・・。」

岩魚釣り。 「二泊目ホテル前で、岩魚が釣れました。今回の合宿はそれだけで満足です。また弟のOには無様な姿を見られてしまい反省しております。」

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